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モーリス・ベジャール振付「春の祭典」&「カンタータ51」ほか　DVD

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「春の祭典」といえば、かのジョルジュ・ドンが16才でブリュッセルへ移るきっかけとなった作品です。かなり有名な話かと思うので今さらですが、ブエノスアイレスでバレエを習っていたジョルジュ少年が、モーリス・ベジャール主宰の20世紀バレエ団の巡業公演を見て、何としてもモーリスのもとで踊りたい‼︎と、貨物船に乗ってベジャールを追いかけたということです。
「春の祭典」はベジャールの映像作品で一部だけはよく取り上げられていますが、全体を見ることができて大満足。
オペラ座ふうの古典的なバレエしか知らずにいたジョルジュ少年にとって、これがどれほどの衝撃だったことか、1963年という時代を考えても、つくづくベジャールの天才には舌を巻くばかりです。そして、4人兄弟で育ったドンが両親とも他の2人の兄や双子の妹とも別れ、言葉も分からないまま、単身モーリスのもとにやってくる、その行動力、意志の強さにも驚かされます。悠長な船旅のち、モーリスの家の玄関に現れたときは、「ただいま」と挨拶したそうです。

ドンが亡くなったとき、ショナ・ミルクさんは、「ドンにとって、ベジャールがただひとつの世界だった」と、語ったそうですが、そのドンにとっての出発点、起爆剤となったことを思うと、「春の祭典」はさらに迫力を増して身に迫ってくるように思われます。
また、字数が足りずタイトルには書けませんでしたが、ジル・ロマン振付けの「シンコペ」も収録されています。

なお、一度人手に渡ったものですので「目立った傷や汚れなし」としていますが、盤面は新品同様かと思います。

また、他にもオペラやバレエのDVDを出品しておりますので、あわせてご覧いただけると幸いです。
どなたかと素敵な出会いがありますように。

#春の祭典　#モーリス・ベジャール
#ジル・ロマン

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