●江戸和本●心学五倫書 慶安3年初板 小嶋(弥左衛門)板 稀書 教育 神道

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心学五倫書(慶安3年)【判型】大本1冊。縦270粍。【作者】不明。【年代等】慶安3年2月刊。[京都]小嶋(弥左衛門)板。【備考】分類「教育」。『心学五倫書』の初板本。刊記部分が切り取られているが「小嶋」と読める。板元名は他機関所蔵本による。書名に「心学」を冠した最初の本。改題本に、寛政3年刊『〈心学〉明日も見よ』、元禄4年刊『仮名性理』、享保7年刊『仮名性理竹馬抄』、天明8年刊『千代もと草』等がある。石田梅岩以前:「心学」という語は唐の韓愈が、「心を修める学」の意味で用いており、宋代で「心即理」を唱えた陸象山と、「到良知」「知行合一」「一心の本体究明」を目指した王陽明の、いわゆる陸王学を心学とも呼称されていた。後に朱子学もまた心学であると主張される。わが国では、藤原惺窩や林羅山がこれを受け入れ、慶安3年には『書経』を引用して、誠を中心に天理を重んじ私欲を去るべきこと、を説いた『心学五倫書』が編まれる。同書は儒教のほかに仏教や伊勢神道の影響も見て取れる。寛文7年頃に『心学十戒之図』という、仏教的世界観に儒教の用語を散りばめた書も編まれた。また貝原益軒や中江藤樹は、心の上の学問こそが真の学と心学を説明し、仮名混じり文で人々への啓蒙を図った。大坂の陣で軍功をあげた経歴を持つ鈴木正三は己を思う一念を滅却することを修行の第一と考え、『万民徳用』で武士・農民・職人・商人皆日常つとめる世法が仏法であると説き、人々の職業倫理を強調する」*近世越中国の学問・教育と文化HP。★原装・題簽欠・状態良好(刊記一部破損)。【参考価格:日本の古本屋で、明暦板(異板とも2冊、破損本)が、2万5000円】。商品の情報カテゴリー : 本・音楽・ゲーム > 本 > その他商品の状態 : やや傷や汚れあり発送元の地域 : 埼玉県

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