御覧頂き有難う御座います。こちらの御品物は江戸時代後期における関東名家旧家より骨董商を通じてお譲り頂きました所蔵保管品になります。。もう一つの短冊の御人も時代は江戸時代と認識しております。。木下幸文ことキノシタタカフミは江戸時代の安永年間〜文政年間に存在した備中國の生まれの歌人であり、１６歳の時小野猶吉に伴われ上洛し、澄月や慈延に師事して和歌を学び桂園派の香川景樹に入門して活躍した経緯が御座います。。ちなみにサイズは縦３６センチ、横幅６センチ程になりますが裏側を見ると元々は屏風などに貼り付けていた短冊を剥がし御品物かと認識しております
。。このような御品物ですが時代の経年劣化に依る色褪せや上部欠損などがあるためあらかじめ御了承くださいませ。。元々は黒漆塗りの立派な短冊箱に他の公家や上級武家などの和歌短冊と一緒に有りました御品物です。。もう一つの短冊は雨中女郎などの文字がありますが作者は詳細不明となりますので御詳しい方々は画像にて確認くださいませ。。。御関心や御興味が御座います方々、宜しくお取り計らい願います。。