沖縄県八重山 節祭 オホホの面 マルタ工芸ハンドメイドのオホホの面になります。 石垣島で作られた一点物になります。制作者 田場由盛

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沖縄県八重山 節祭 オホホの面
マルタ工芸ハンドメイドのオホホの面になります。石垣島で作られた一点物になります。
制作者マルタ工芸田場由盛 作ハンドメイド 石垣島
サイズ高さ→15.2cm幅→12.7cm奥行き→約7.2cm
材質→石垣島木材 
付属品保管用木箱
コンディション新品未使用品購入後、保管のみ。 
マルタ工芸・東方の海から神船に五穀の種を積んでやってきて豊穣、幸福をもたらすと崇められている神様マルタ工芸お面製造 沖縄県・石垣市沖縄県石垣島で、八重山の旧盆行事に欠かせないアンガマのお面を作り続けるマルタ工芸。アンガマは石垣地方に伝わる伝統行事で、祖先を表すといわれる「ウシュマイ(老人)」と「ウミー(老婆)」の仮面をつけた二人を先頭に語りや踊り、歌等を披露して家々を訪ねてまわり、祖先の霊の供養などをする行事です。マルタ工芸の田場由盛さんは、石垣市登野城に伝わるアンガマ面に対面し、心を打たれたことをきっかけに木工職人だった26歳の頃からアンガマのお面の制作を始めます。地元に約200年前から伝わるお面を参考に独学で技術を磨き今も作り続けています。現在は、豊穣をもたらす神のミルク様や西表島に伝わるオホホ神、小浜島の民俗芸能ダートゥーダーの面など、八重山諸島に伝わるお面も制作しています。
干立の節祭 オホホとは。
農作物の収穫を感謝し、村人の無病息災と翌年の豊作を祈願する節変わりの正月行事。
西表島の祖納と干立、両地区の節祭は500年の歴史があるとされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。旧暦9月か、10月の己亥を吉日と定めて3日間行われ、2日目がメインの日で奉納芸能が催される。
祖納は前泊浜、干立は前の浜で、五穀豊穣をもたらす神を迎える神事「ユークイ(世乞い)」、「船漕ぎ競争」、「ヤフヌ手」、「棒術」、「獅子舞」、「ミリク(ミルク・弥勒)行列」などが行われる。
マルタ工芸・オホホは西表島の干立地区の節祭に登場する人気者
オホホは西表島の干立地区の節祭に登場する人気者。「オホホー、オホホー」と奇声をあげながらひょうきんなしぐさで人々の笑いを誘います。ミルクとは対極の存在で見物人にちょっかいを出したり札束で関心をひこうとする道化役です。
祖納では、船漕ぎは2回行われ、1回目は「世=豊作」を乞う祈願で、2回目が競技になる。棒術やミリク行列に続くのが、祖納の節祭の特徴でもある「アンガー行列」。黒い衣装にクバ笠をかぶり、その上から黒い布をかぶった「フダチミ」と呼ばれる女性を中心とした行列で、昔異国に連れ去られた娘が島に帰ってきた時に村人と顔を合わすのを嫌がり、黒い布で顔を隠したのが始まりともいわれている。
干立の船漕ぎも祖納と同じ要領で行われる。干立の節祭に現われるのがユーモラスな「オホホ」。オホホと呼ばれる道化がミリク行列の最中に出てきて、「オホホホホ」という奇声を発しながらお金を見せてミリクの子や観客らを誘うが誰にも相手にされずに寂しく帰っていく。これには、外国人が金で子供を買おうとしているとか、子供のいない金持ちのオホホがミリクの子を金で買おうとしているなどの説がある。
石垣島川平の節祭には来訪神「マユンガナシィ」が出現する。顔を手拭いで覆い、クバ笠・蓑をつけたマユンガナシィが家々を訪れ、翌年の豊作と家族の健康、牛馬の繁盛を約束し、農作の心得を説き教える。この行事は写真撮影が禁止されている。
ミルク神とは 不思議な顔をした白い仮面を被り、鮮やかな黄色い服をまとい、右手に団扇、左手に杖を持ち、優雅に団扇を扇ぎながら多くの供を引き連れ、「弥勒節(ミルクブシ)」の唄声とともに現れるのは、「ミルク」と呼ばれる神さまです。「ミルク」は八重山諸島のさまざまな神行事に登場します。ミルク信仰 沖縄においては、もともと東方の海上にあって神々が住む「ニライカナイ」という土地があり、神々がそこから地上を訪れて五穀豊穣をもたらすという思想がありました。この思想に「ミルク信仰」がとり入れられ、「ミルク」は年に一度、東方の海上から五穀の種を積み「ミルク世」をのせた神船に乗ってやってきて豊穣をもたらすという信仰が成立しましたミルク仮面 沖縄のミルクの仮面は布袋様の顔をしており、日本内地の仏像にみられる弥勒仏とは全くかけ離れた容姿をしています。これは、沖縄のミルクが、日本経由ではなく、布袋和尚を弥勒菩薩の化生と考える中国大陸南部の弥勒信仰にルーツをもつためであると考えられています。  布袋和尚は実在の人物と考えられ、唐末期、宋、元、元末期の4人の僧が布袋和尚とされています。彼らは大きな腹をし、大きな布袋をかついで杖をつき、各地を放浪したといわれています。12世紀頃の禅宗でこの布袋を弥勒の化身とする信仰が始まりました。この布袋=弥勒と考える信仰は中国南部からインドシナ半島にかけて広まりました。これが八重山諸島にも伝播することとなったのです。経緯 1791年、公務で八重山から首里に向う海路で嵐(台風)に遭い安南(ベトナム)に漂着した「大浜用倫」氏は、その地で「弥勒菩薩」の行列に遭遇します。初めて目にした衆生済度の弥勒菩薩に深い感銘を受け、面と衣装を譲り受けたと言います。その後首里に辿り着いたものの、すぐに八重山に戻ることができなかったため、一足先に八重山へ帰る随行者・新城筑登之氏に面と衣装、自作の「弥勒節」を託します。(本人は帰路、今度は中国に漂着、客死しました。)筑登之氏が持ち帰った品々は、「八重山が豊かになるように」という「用倫」氏の切なる願いが詰まったものでした。これが八重山諸島のミルク信仰の始まりとされています。「弥勒(ミロク)」が訛り「ミルク」と呼ばれるミルク信仰は、八重山のすべての島々に受け継がれています。

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